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第6回 TVnavi読者が選んだ
ドラマ・オブ・ザ・イヤー2009結果発表!「ドラマ・オブ・ザ・イヤー」は月刊TVnaviの読者が審査員(投票形式)となり、その年の最も優れたドラマと俳優を選出するドラマ大賞。2009年に放送されたすべての連続ドラマの中から、読者が各賞にふさわしい作品や俳優を選んで投票し、その集計結果のみで決定される。2004年にスタートしたこの賞も、2009年の今回で第6回目。現代の脳外科医が幕末江戸にタイムスリップする超歴史スペクタクル&SFヒューマンドラマ「JIN─仁─」が大賞、主演男優賞(大沢たかお)、助演男優賞(内野聖陽)、助演女優賞(綾瀬はるか)の4冠を受賞した。主演女優賞には「BOSS」の天海祐希、新人賞には「RESCUE〜特別高度救助隊」の中丸雄一がそれぞれ輝いた。
大賞 最優秀作品賞 「JIN ─仁─」(TBS系)
最優秀主演男優賞 大沢たかお 「JIN ─仁─」(TBS系)
最優秀主演女優賞 天海祐希 「BOSS」(フジテレビ系)
最優秀助演男優賞 内野聖陽 「JIN ─仁─」(TBS系)
最優秀助演女優賞 綾瀬はるか 「JIN ─仁─」(TBS系)
最優秀新人賞 中丸雄一 「RESCUE 〜特別高度救助隊」(TBS系)大賞 最優秀作品賞
「JIN─仁─」(TBS系)
ある事がきっかけで現代の脳外科医・南方仁が江戸の幕末にタイムスリップしてしまう。満足な医療機器も薬もない中、仁は幕末の人々を救っていき、その医術を通して坂本龍馬、勝海舟、緒方洪庵など幕末の英雄たちや江戸に生きる女性たちと交流を深め、いつしか自らも幕末の歴史の渦の中に巻き込まれていくという、「JIN−仁−」。村上もとかのマンガを原作にしたこの壮大な歴史スペクタル&ヒューマンエンタテインメントは、2009年の終盤大人気を博した。テレビナビのドラマ大賞の票数もぶっちぎりの一位。作品のクオリティと視聴率、視聴者の評価が合致したドラマ史に残る名作となったと言えるだろう。「心の底から本当によかったなと思っています」笑顔でそう語るTBSの石丸彰彦プロデューサー。「基本的には奇想天外な企画だと思っているんですね」と、視聴者に受け入れられた要因を分析する。
「どちらかと言えば地に足が着いていない企画です。でも、奇想天外だからこそ、キャストの方たちが非常に地に足がついた演技をしてくれて、脚本の森下さんが緻密に台本を練り上げてくださり、演出陣が細かい描写を丁寧にワンカットずつ撮っていった。そして美術・技術がそこにしっかり自分たちの意地を乗っけた。そういうすべてがよかったのかなと思っています」。
日曜劇場「JIN─仁─」
2009年10月〜12月(全11回)
後9:00〜9:54(初回、最終回は拡大)
TBS系 毎週日曜放送
原作/村上もとか『JIN─仁─』(集英社「スーパージャンプ」連載中)
脚本/森下佳子 演出/平川雄一朗、山室大輔、川嶋龍太郎
プロデュース/石丸彰彦、津留正明
出演/大沢たかお、中谷美紀、綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口浩正、六平直政、武田鉄矢(特別出演)、中村敦夫、麻生祐未、小日向文世、内野聖陽ほか
最優秀主演男優賞
大沢たかお:「JIN─仁─」(TBS系) 南方仁役
多くの方々に楽しんでもらえて本当によかったと思います
今回4冠に輝いた「JIN−仁−」で、実に8年ぶりにテレビドラマの世界に戻って来た大沢たかお。ドラマはやらないと決めていたわけではないそうだが、あっという間に月日が流れたという。「映画に没頭するようになって3年目ぐらいから、『今度いつ出るの?』と聞かれるようになって、5年経った頃には自分でも、もう出ないほうがいいのかなと思ったりして。それで誰も声をかけてくれなくなったなぁ(笑)という2年前ぐらいに、この企画のプロットと出合ったんです。読んでみて、映画とかドラマとかの垣根に関係なく、これはやりたい! と思いました。何より愛情を込めて丁寧に書かれた企画書で、石丸プロデューサーの強い気持ちと責任感を感じたし、とても実験的で挑戦しがいのあるものだと思いました」
おおさわ・たかお
1968年3月11日生まれ、東京都出身。94年に俳優デビューし、「星の金貨」(95)などの連ドラで注目されたが、01年の「昔の男」を最後に映画界に活動の拠点を移す。近作は映画『世界の中心で、愛をさけぶ』(04)『子ぎつねヘレン』(06)『Life 天国で君に逢えたら』(07)『築地魚河岸三代目』『ICHI』『ラブファイト』(08)『GOEMON』『BALLAD 名もなき恋のうた』(09)など。今後は5月22、23日に東京・築地本願寺、6月5、6日に奈良・薬師寺で朗読活劇「義経」、11〜12月に舞台「ファントム」、映画『桜田門外ノ変』(今秋公開)などが控える。日曜劇場「JIN─仁─」
2009年10月〜12月(全11回)
後9:00〜9:54(初回、最終回は拡大)
TBS系 毎週日曜放送
原作/村上もとか『JIN─仁─』(集英社「スーパージャンプ」連載中)
脚本/森下佳子 演出/平川雄一朗、山室大輔、川嶋龍太郎
プロデュース/石丸彰彦、津留正明
出演/大沢たかお、中谷美紀、綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口浩正、六平直政、武田鉄矢(特別出演)、中村敦夫、麻生祐未、小日向文世、内野聖陽ほか最優秀主演女優賞
天海祐希:「BOSS」(フジテレビ系) 大澤絵里子役
私にとって、この作品は「宝物」の1つに加わっています。
容姿端麗、頭脳明晰、キレが鋭く仕事もできるスーパーキャリアウーマンの新米ボス・大澤絵里子。そんなボスが、問題刑事ばかりを率いて、難事件を見事解決に導く姿を、スタイリッシュに、テンポ良く、そして持ち前のコメディーセンスでお茶の間を楽しませた。「04年に『離婚弁護士』でもご一緒した脚本担当の林宏司さんと、演出の光野道夫さんが用意してくれた船に私は乗っかっただけです。私は、このお2人に絶大な信頼をしていますので(笑)。
あまみ・ゆうき
1967年8月8日生まれ。東京都出身。獅子座、О型。主な主演作に「離婚弁護士」、「女王の教室」、「トップキャスター」、「Around40」などがある。そのほか、出演作では「不毛地帯」など多数。映画出演作には『アマルフィ 女神の報酬』、『カイジ』など。3夜連続SPドラマ「わが家の歴史」(4月9〜11日放送、フジ系)にも出演。3月18日から舞台「薔薇とサムライ」も始まり、公演中。「BOSS」
2009年4月〜6月
後10:00〜10:54
フジテレビ系 毎週木曜放送
脚本/林宏司
演出/光野道夫
音楽/澤野弘之
プロデュース/村瀬健、三竿玲子
出演/天海祐希、竹野内豊、戸田恵梨香、溝端淳平、吉瀬美智子、ケンドーコバヤシ、温水洋一、玉山鉄二、光石研、相島一之、丸山智己、長谷川博己、HILUMA、塩見三省ほか最優秀助演男優賞
内野聖陽:「JIN─仁─」(TBS系) 坂本龍馬役
龍馬の地元の方にも受け入れられたことが、すごく嬉しかった。
「獲ったぜよ!」坂本龍馬役で堂々、助演男優賞に輝いた内野聖陽。土佐弁でこの表情!テレビナビのキャラクター・ナビーくんを「可愛いなぁ」と豪快にいじりまくり、照れ笑いを浮かべた。2009年のドラマ界に一大旋風を巻き起こした日曜劇場「JIN−仁−」。ことに内野が演じた迫真の龍馬は絶大な人気を博したが、内野にとっても特別な意味を持つものだった。「もともと坂本龍馬はやりたかった役。33歳で亡くなった人なので、40歳を過ぎてやる訳がなかろうと思っていた矢先に頂いたお話でした。これは頑張らねばと思いましたね」
うちの・まさあき
1968年9月16日生まれ、神奈川県出身。早稲田大学在学中の92年、文学座研究所に入所。舞台、テレビ、映画など多岐にわたり活躍中。主な作品に舞台『ベガーズ・オペラ』『エリザベート』『メタルマクベス』『私生活』、ドラマ「蝉しぐれ」(03)「風林火山」(07)「ゴンゾウ〜伝説の刑事」(08)「臨場」(09)、映画『あかね空』(07)『252 生存者あり』(08)『悪魔のエレベーター』(09)など。4月7日スタートの連続ドラマ「臨場」(毎週水曜/テレビ朝日系)に主演する。9月には舞台『イリアス』が控える。日曜劇場「JIN─仁─」
2009年10月〜12月(全11回)
後9:00〜9:54(初回、最終回は拡大)
TBS系 毎週日曜放送
原作/村上もとか『JIN─仁─』(集英社「スーパージャンプ」連載中)
脚本/森下佳子 演出/平川雄一朗、山室大輔、川嶋龍太郎
プロデュース/石丸彰彦、津留正明
出演/大沢たかお、中谷美紀、綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口浩正、六平直政、武田鉄矢(特別出演)、中村敦夫、麻生祐未、小日向文世、内野聖陽ほか最優秀助演女優賞
綾瀬はるか:「JIN─仁─」(TBS系) 橘咲役
一言で人の心を動かしてしまう咲の大きさを感じました。
2009年も連続ドラマに映画に引っぱりだこだった綾瀬はるか。その中でも、「JIN−仁−」(TBS系)から得たものはひときわ大きかったようだ。読者投票による受賞だと聞くと、「すごいですね!ありがとうございます。嬉しいです!」と口元をほころばせた。綾瀬が扮したのは武家の娘・橘咲。現代から幕末の江戸にタイムスリップした脳外科医、南方仁(大沢たかお)に淡い恋心を抱きながら、公私ともに健気に仁を支える姿は、「咲ちゃんみたいな女性になりたい」「史上最高の癒し系でした」など、読者の大きな共感を呼んだ。
あやせ・はるか
1985年3月24日生まれ、広島県出身。B型。ドラマ「世界の中心で、愛を叫ぶ」「白夜行」「ホタルのヒカリ」「鹿男あをによし」「MR.BRAIN」、映画『僕の彼女はサイボーグ』『ICHI』『おっぱいバレー』『ハッピーフライト』など出演多数。第33回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、話題賞、第52回ブルーリボン賞(2009年度)受賞。日曜劇場「JIN─仁─」
2009年10月〜12月(全11回)
後9:00〜9:54(初回、最終回は拡大)
TBS系 毎週日曜放送
原作/村上もとか『JIN─仁─』(集英社「スーパージャンプ」連載中)
脚本/森下佳子 演出/平川雄一朗、山室大輔、川嶋龍太郎
プロデュース/石丸彰彦、津留正明
出演/大沢たかお、中谷美紀、綾瀬はるか、小出恵介、桐谷健太、田口浩正、六平直政、武田鉄矢(特別出演)、中村敦夫、麻生祐未、小日向文世、内野聖陽ほか最優秀新人賞
中丸雄一:「RESCUE〜特別高度救助隊」(TBS系) 北島大地役
過酷なロケも乗り越えて、今ではこの作品が自分の人格の一部に!
「RESCUE〜特別高度救助隊」の北島大地役で最優秀新人賞に輝いたKAT-TUNの中丸雄一。受賞を受けて「すごい嬉しい。とにかく嬉しい!!」と素直に喜びを爆発させた。「共演者の方に恵まれて、先輩ももちろん、同年代の人たちとこの作品に携わることができたのがよかったです」中丸にとって「RESCUE」は初の連続ドラマ出演作、そしていきなり主演を務めるという大きな挑戦となる作品だった。「日頃テレビに出ていると言っても、ドラマは全く別モノ。常に周りの人たちを見習って、いいところを盗もうと必死でした」
なかまる・ゆういち
1983年9月4日生まれ、東京都出身。O型。KAT-TUNのメンバーとして、コンサートやバラエティーなどで活躍中。ドラマ「スシ王子!」(テレビ朝日系)、「RESCUE〜特別高度救助隊」「母の贈り物」(以上TBS系)、映画『銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜』など多数出演。バラエティー「カートゥンKAT-TUN」、ラジオ「R-One KAT-TUN(文化放送)」にレギュラー出演する。「RESCUE〜特別高度救助隊」
2009年1月〜3月(全9回)
後7:56-8:54
TBS系 毎週土曜放送
出演/中丸雄一(KAT-TUN)、増田貴久(NEWS)、山本裕典、石黒英雄、大東俊介、市川由衣、石橋凌、要潤、石黒賢ほか
脚本/山浦雅大、八津弘幸、渡辺 啓
プロデュース/加藤章一、佐藤敦司
演出/倉貫健二郎、松田礼人、堀英樹各賞詳細
作品賞部門
[1]JIN−仁−(TBS系)
[2]婚カツ!(フジ系)
[3]歌のおにいさん(テレビ朝日系)
[4]ブザービート〜崖っぷちのヒーロー(フジ系)
[5]オルトロスの犬(TBS系)
[6]ザ・クイズショウ(日本テレビ系)
[7]マイガール(テレビ朝日系)
[8]BOSS(フジ系)
[9]任侠ヘルパー(フジ系)
[10]東京DOGS(フジ系)主演男優賞部門
[1]大沢たかお「JIN−仁−」
[2]中居正広「婚カツ!」
[3]大野智「歌のおにいさん」
[4]山下智久「ブザービート〜崖っぷちのヒーロー」
[5]櫻井翔「ザ・クイズショウ」
[6]滝沢秀明「オルトロスの犬」
[7]小栗旬「東京DOGS」
[8]松山ケンイチ「銭ゲバ」
[9]草剛「任侠ヘルパー」
[10] 妻夫木聡「大河ドラマ 天地人」主演女優賞部門
[1]天海祐希「BOSS」
[2]菅野美穂「キイナ〜不可能犯罪捜査官」
[3]仲間由紀恵「アンタッチャブル」「ありふれた奇跡」
[4]松嶋菜々子「救命病棟24時 第4シリーズ」
[5]志田未来「小公女セイラ」
[6]稲森いずみ「アイシテル〜海容」
[7]米倉涼子「交渉人〜THE NEGOTIATOR」
[8]香里奈「リアル・クローズ」
[9]多部未華子「つばさ」
[10]堀北真希「アタシんちの男子」助演男優賞部門
[1]内野聖陽「JIN−仁−」
[2]水嶋ヒロ「東京DOGS」
[3]佐藤隆太「婚カツ!」
[4]錦戸亮「オルトロスの犬」
[5]稲垣吾郎「トライアングル」
[6]横山裕「ザ・クイズショウ」
[7]中井貴一「スマイル」
[8]竹野内豊「BOSS」
[9]佐藤健「メイちゃんの執事」
[10]生田斗真「ヴォイス〜命なき者の声〜」助演女優賞部門
[1]綾瀬はるか「JIN−仁−」
[2]上戸彩「婚カツ!」
[3]黒木メイサ「任侠ヘルパー」
[4]ミムラ「銭ゲバ」
[5]新垣結衣「スマイル」
[6]北川景子「ブザービート〜崖っぷちのヒーロー」
[7]吉高由里子「東京DOGS」
[8]松下由樹「臨場」「ギネ〜産婦人科の女たち」
[9]貫地谷しほり「ブザービート〜崖っぷちのヒーロー」
[10]相武紗季「ブザービート〜崖っぷちのヒーロー」新人賞部門
[1]中丸雄一「RESCUE〜特別高度救助隊」
[2]大橋のぞみ「白い春」
[3]上田竜也「婚カツ!」
[4]DAIGO「ラブシャッフル」
[5]木南晴夏「銭ゲバ」ドラマ・オブ・ザ・イヤー2008
- [ 第5回 受賞結果 ]
- 大賞 「 魔王 」
- 主演男優賞 大野智
- 主演女優賞 宮崎あおい
- 助演男優賞 瑛太
- 助演女優賞 上野樹里
- 新人賞[男優] 山田涼介
- 新人賞[女優] 比嘉愛未
- 結果詳細
ドラマ・オブ・ザ・イヤー2007
- [ 第4回 受賞結果 ]
- 大賞 「 華麗なる一族 」
- 主演男優賞 木村拓哉
- 主演女優賞 篠原涼子
- 助演男優賞 小栗旬
- 助演女優賞 新垣結衣
- 新人賞[男優] 田口淳之介
- 新人賞[女優] 多部未華子
- 結果詳細
ドラマ・オブ・ザ・イヤー2006
- [ 第3回 受賞結果 ]
- 大賞 「 のだめカンタービレ 」
- 主演男優賞 草なぎ剛
- 主演女優賞 篠原涼子
- 助演男優賞 福士誠治
- 助演女優賞 沢尻エリカ
- 新人賞[男優] 田中聖
- 新人賞[女優] 村上知子
- 結果詳細
ドラマ・オブ・ザ・イヤー2005
- [ 第2回 受賞結果 ]
- 大賞 「 野ブタ。をプロデュース 」
- 主演男優賞 滝沢秀明
- 主演女優賞 仲間由紀恵
- 助演男優賞 松本潤
- 助演女優賞 薬師丸ひろ子
- 新人賞[男優] 亀梨和也
- 新人賞[女優] 堀北真希
- 結果詳細
ドラマ・オブ・ザ・イヤー2004
- [ 第1回 受賞結果 ]
- 大賞 「 砂の器 」
- 最優秀主演男優賞 中居正広
- 最優秀主演女優賞 松下由樹
- 最優秀助演男優賞 山本耕史
- 最優秀助演女優賞 松雪泰子
- 新人賞[男優] 亀梨和也
- 特別賞 美山加恋
- 結果詳細