COVER INTERVIEW

水谷豊&及川光博

相棒

相棒 右京と尊の決着!?

新相棒・神戸尊を迎えてのシーズン8も、残すところ3話となった「相棒」。警察上層部から特命係へと送り込まれたスパイである尊だが、半年間で徐々に右京に馴染んできているように見える。最終話、果たして彼はどんな結論を出すのだろうか。杉下右京役の水谷豊と神戸尊役の及川光博に聞いた。

相棒

尊は推理を楽しみ、右京は真実を知りたい。すごく相乗効果のある2人組になっていると思います。(及川)
馴染まない良さと馴染んだ良さの両方が、今回はいい方向に出ているなと思います(水谷)

─10月から始まったシーズン8はどんなシーズンでしたか?
水谷 撮影は去年の8月からの長丁場でしたが、過ぎてしまえばあっという間でしたね。嫌なことって長く感じるでしょ? こんなに短いってことはよかったんだと思いますよ。
及川 本当に早かったですよね。個人的には、僕の半生の中でもっとも充実し、かつ、よく働いたハードな日々でした(笑)。なにせ「相棒」はセリフの量が多い上に内容が難しい。しかも何ページもの長いシーンをワンカットで撮影することもあって、神経が張り詰めた半年間でした。
水谷 警察庁からスパイとして送りこまれてくるという設定の上でもそうですけど、実際にも出来上がったチームの中にポンと入ってくるわけですから、そこも大変だっただろうなと思っていました。
及川 最初、伊丹(川原和久)さんとか怒鳴られそうで怖くて、目をあわせられませんでした(笑)。でも元日スペシャル(第10話)の撮影で行った京都で食事会をした時に、照れくさそうに「みっちゃんって呼んでいい?」って(笑)。僕自身の戸惑いも芝居に反映されてるといいなと思いながら演じてましたが、もうすっかり・転校生”な気分はなくなりましたね。
(・・・続きは誌面6Pへ)

★「 相棒 Season8 」
水 後9:00~9:54
テレビ朝日系

みずたに・ゆたか

1952年7月14日生まれ、北海道出身。「男たちの旅路」(76)「熱中時代」(78~)「刑事貴族2・3」(91~)など、ヒットドラマ多数。09年はドラマ「だましゑ歌麿」「誰かが嘘をついている」に主演した。08年に再開した音楽活動は大好評を博しており、アルバム「TIME TRAVELER」、DVD「LIVE TIME CAPSULE」なども好調。


おいかわ・みつひろ

1969年10月24日生まれ、東京都出身。96年シングル「モラリティー」で音楽デビュー。俳優としての評価も高く、映画『プライド』(09)などに出演。2月5日に初主演映画『クローンは故郷をめざす』のDVDがレンタル開始、2月24日にアルバム「美しき僕らの世界」が発売。3月11日からはワンマンショーツアー2010「美しき世界。」がスタートする。